Q&A|京都 中京区 歯科 小児歯科 歯周病予防|菅原歯科医院

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Q&A

Q.歯磨きの時に歯ぐきから血が出たら、歯周病なのでしょうか?

A.歯周病(歯肉炎、歯周炎)になっている可能性があります。
歯周病とは、歯を支えている周囲の骨や歯ぐきに起こる病気のことで、お口の細菌によって引き起こされる感染症です。歯ぐきからの出血も歯周病の症状の一つです。

Q.歯周病が全身の病気を引き起こすと聞きますが本当ですか?

A.本当です。歯周病は全身の病気を引き起こす可能性があります。
歯周病になっているということは、お口の中は歯周病菌などの細菌がたくさん増えている状態です。
歯周病菌が喉から気管支や肺に入り込むと、間接的に炎症を誘発して気管支炎や肺炎を引き起こします。さらに歯周病の炎症によって、間接的に糖尿病を悪化させることが指摘されています。

Q.歯周病の原因は何ですか?

A.歯周病は、お口の中の細菌(歯周病菌)が原因で起きます。
お口の中には元々数百種類の細菌がいますが、食べかすなどの栄養をもとに一部の細菌が段々増殖して、歯の周りにプラーク(歯垢、バイオフィルム)という細菌の塊をつくります。
このプラーク中の細菌が出す毒素が、歯の周りの骨や歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病が進行していきます。
さらに、喫煙や糖尿病、ストレス、食生活、年齢、咬み合わせなどのリスクファクターが、歯周病の進行を促進させる原因になっています。

Q.歯石は取らないといけませんか?

A.歯石を取らないと歯周病は改善できません。歯石の中には多数の細菌がいて、その細菌が出す毒素によって、歯の周りの骨や歯ぐきが炎症を起こします。
歯石は石のように硬く、一度つくと歯磨きでは取り除くことができません。
そのまま放置すると、歯石は蓄積されていき歯周病も進行してしまいます。
歯周病を改善し、歯と歯ぐきの健康を維持するためには、歯科医院で歯石を取り除くことが大切です。
また、丁寧に磨いていても下の前歯の裏側などは歯石がつきやすい場所ですので、定期的に歯科を受診して診てもらいましょう。

Q.保険診療と自由診療の違いを具体的に教えてください。

A.例えば、虫歯治療で奥歯を被せる場合、保険診療では基本的に金銀パラジウム合金という金属で被せることになります(いわゆる銀歯)。
この金属の材質の問題や型取り、接着剤などの問題により、耐久年数は平均して5~7年と言われており、その後再治療が必要になります。
それに対して、自由診療では制約がないため、劣化しにくい貴金属(ゴールド、プラチナ等)や自然で美しいセラミック、保険のものより精度を高められる型取り材料などを使用できるため、耐久性や審美性に優れた治療が可能です。
また、歯を失った場合は、固定式のインプラントや金属のバネがない入れ歯、違和感の少ない入れ歯など、自由診療には審美性や快適性に優れた方法があります。

Q.自由治療を受けるメリットは何ですか?

A.あくまで「最低限の機能を取り戻す」のが保険診療での治療です。
見た目への配慮や予防処置などはあまり重視されていません。
例えば、つめものや被せものの素材には銀歯やレジン(歯科用プラスチック)を使用します。
しかしレジンは時間が経つにつれて変色しやすく、耐久性も低いという弱点があります。
銀歯は金属なので強度は高いものの、見た目がよくなく、金属アレルギーのリスクが懸念されます。
それに比べ、自由診療での治療ではそういった制限がないため、体に優しく、より自然の歯に近い見た目の材質を使用し、メインテナンス次第で長きにわたって使うことができるのなどのメリットがあります。
つまり、「以前と同じような見た目と咬み心地を取り戻したい」と考えた際には、保険診療では限界があります。自由診療であれば、そのご要望を叶えられる可能性が高くなります。

Q.小児歯科とは、何歳から何歳までなのでしょうか?

A.小児歯科の最終目標は、虫歯のない、歯並びの整った永久歯列を完成させることです。
歯は、初めて乳歯として生えてくるのが月齢6ヶ月頃からです。最初に下の前歯が生えてきてから、2歳半頃まで20本の乳歯が次々と生えてきます。
永久歯が生え揃う13~14歳頃までだと思われる方が多いと思いますが、まだこの時点では上下の歯列の噛み合わせは完成していません。
そして、いろいろと成長発育を考慮した治療計画を立てなければならないため、顎顔面の成長が完了する(20歳前後)まで、管理してゆくことが小児歯科の役目です。

Q.乳歯の一部が黒くなるのは虫歯なのですか?

A.虫歯の予兆と言えます。本人が痛み(しみる、痛みなど)を訴えていなくても、神経に伝わっていないだけで実際は進行していることがあります。虫歯は風邪と違い、放っておいてもよくなりませんので、ぜひ、早めに受診させてあげてください。

Q.虫歯のなりやすさは遺伝しますか?

A.歯の質や唾液の質は遺伝すると思われます。また、下の子は、上の子と一緒に早い時期からお菓子を食べ始めますので、特に虫歯になりやすい環境です。注意しましょう。

Q.毎日の歯磨きはいつすればいいですか?

A.望ましいのは、毎食後磨くことです。ですが、なかなか難しいのが現状ですので、せめて寝る前には歯磨きをする習慣をつけてください。寝ている間の口内は唾液の出る量が少ないため細菌が繁殖しやすい環境になり、虫歯になりやすいからです。

Q.歯磨きはいつから始めたらいいですか?

A.できるだけ早いうちから癖をつけるのがよいと言えます。まだ歯の生えていない赤ちゃんの場合は、歯ぐきを指で軽くこすって磨いてあげましょう。お子様がお口を触られることに慣れ、保護者の方がお口を磨くことに早くから慣れるためです。また、歯が生え始めたら、ガーゼタオルでしごくようにこすり磨きをしましょう。